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株銘柄とは?おすすめの株銘柄の見つけ方

株銘柄とは、株式市場に公開されている株式のこと。
「この株銘柄が買い」と言った場合には、「この企業の株式が買い」という意味になります。
日本には300万社の企業がありますが、そのうち上場(株式公開している)企業は約3,500社です。
公開されている株は、証券口座を持っている人なら誰も買うことができます。
それでは、どの株銘柄を選んだら良いのか。
ここでは、株取引を始めたばかりの初心者向けに株銘柄の選び方について解説します。

初心者は、身近な商品やサービスから株銘柄を選ぶ

チャートの見方も決算報告書の見方もわからないという個人投資家の方は山ほどいます。
それでも3,500もの株銘柄の中から欲しい物を絞り込む簡単な方法があります。
それは、既に商品やサービスを知っている企業の中から選ぶことです。
よく行く飲食店、スーパー、スポーツジム。気づくといつもこれと決まって買っているお菓子や歯磨き粉が、誰にでもあると思います。
そういった企業は、サービスや商品を既に自ら見極めたことがある企業と言えます。
普段から目にしているので、サービスが悪くなったなとか、内容量が減ったのでは?といったことにも気づきやすいですね。
いくつか候補が挙ったら、次に会社の数字をチェックし、具体的な吟味に入ります。

おすすめ株銘柄の見極め方

1 企業規模や利益をチェックする

サービスや商品はもう知っていますから、次に会社そのものについて全体像を掴んでいきましょう。
売上高、従業員数、店舗数、資本金など、ウェブサイトの「会社概要」に書いてあることだけでも、だいたいの規模がわかります。

さらに、会社の売り上げや利益について調べましょう。
業績を知るためには、東洋経済の『会社四季報」や、日本経済新聞社の「日経会社情報」を見ます。
これは会社辞典とも言うべきもので、売り上げに対する利益率、株主資本に対する利益率、借入について知ることができます。

◎東洋経済新報社「会社四季報オンライン」
http://shikiho.jp/tk/

◎日本経済新聞社「日経会社情報DIGITAL」
http://www.nikkei.com/nkd/

2 会社が将来生み出す利益を予測する

株取引は売買の差額が利益です。
つまり、現在儲かっている企業でも、今後これ以上儲からないなら投資家にとって良い株銘柄ではありません。
成長するかどうかが最も重要なポイントなのです。
そんなこと、素人にはわからないと思われるかもしれませんが、大局的に考えるとヒントは沢山あります。

例えば、人口動態は最も先の予想が立てやすい指標となります。
ロングセラー商品を持つ食品メーカーは、長期的な投資をするには優良株と言われてきましたが、人口減が決定的である日本においては、同じスタイルで永久に右肩上がりとは言い切れないでしょう。

人口ピラミッドを見ると、もう少し詳しい分析もできます。
ビールの売り上げは10年で15%も落ち込み、下げ止まりません。「若者のビール離れ」と、飲み会を嫌うゆとり世代を揶揄する声もありますが、それは間違いです。
ビールの売り上げが減ったのは、団塊世代の大量退職で「お疲れ様の一杯」という需要がゴッソリとなくなったことが背景です。労働人口自体も減っています。
団塊世代の退職が2012年にピークを迎えることは、60年前からわかっていたことです。
ドラッカーはこれを「すでに起こった未来」と表現しています。

マイナスの例を二つ上げましたが、「上がる要素」も同時に見つかることがわかるはずです。
平均寿命から考えて、団塊世代のセカンドライフは30〜40年あります。
そこに大きな需要が発生することは間違いありません。

3 チャートの動きを見て見極める

大まかに絞り込みができ、会社の概要を掴み、将来の予測が立ったら、最後にチャートを見てみましょう。
チャートが右肩上がりの株銘柄を選ぶだけなら話は簡単ですが、そこが天井で下落に転じることもありますよね。
株価は理由もなしに変動しないので、上がっている要因を探すようにします。
業績の上方修正の度に株価が上がるような会社は、経営がうまくいっている証拠です。
株式の取引量を示す「出来高」グラフは、その株銘柄の人気のバロメーターとなります。
人気がある株銘柄は、既に株価が上がってしまっている場合も多いのですが、底値で買って回復を待つという買い方は初心者にはリスクが高いのでおすすめしません。
順当に成長している企業を選ぶようにしましょう。

「良い企業」が「良い株銘柄」とは限らないことに注意

環境負荷削減に取り組んでいる企業、障害者雇用に力を入れている会社、宇宙開発をしている会社、ノーベル科学賞受賞者を擁する会社など、応援したくなる会社は沢山ありますが、投資家にとっての良い株銘柄とは「利益を出してくれる株銘柄」にほかなりません。
まずは身近な会社の株銘柄を買うというスタートで間違いありませんが、経験を積んでいくと、「買った後にすぐ上がって売れる株銘柄」を見つけていくことができるようになります。
それも株の面白さのひとつですから、ぜひ続けてみて下さい。